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光岡自動車、新型SUV「バディ」を2倍に増産 大きな反響を受けて:年間300台に
光岡自動車は、11月末に先行予約受付を開始した新型SUV「Buddy(バディ)」の増産を決めた。反響が大きいことから2022年以降の生産台数を見直し、当初計画の年150台から2倍の300台に引き上げる。
「オロチ」などで知られる自動車メーカーの光岡自動車(富山市)は12月7日、11月末に先行予約受付を開始した新型SUV「Buddy(バディ)」を増産すると発表した。反響が大きいことから2022年以降の生産台数を見直し、当初計画の年150台から2倍の300台に引き上げる。
バディは同社として初のSUV。トヨタ自動車「RAV4」をベース車として、「自然体でサラリと乗りこなせる相棒」をコンセプトに開発した。これまではクラシカルデザインの車種が中心だったが、機能性や利便性を兼ね備えたSUVカテゴリーの車種を加えることで、より幅広いユーザーの獲得を狙う。本体価格(税込)は、469万7000円〜589万9300円。
11月26日の先行予約受付開始時には、21年に50台、22年以降は年間150台の生産を計画しており、出荷は21年6月に開始すると発表していた。しかし、反響や問い合わせ件数が多く、一部店舗ではカタログ発送が追い付いていない状況が続いているという。
そこで、22年以降の年間生産台数を300台に増加。それによって、現在受け付けている23年生産分の納期を大きく短縮することができるという。
また、想定を上回る受注に対応するため、工場内にバディ専用の生産ラインを確保。当初予定していたセル生産方式からライン生産方式に変更する。生産ラインの正式稼働は21年度末を目指す。
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