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市場規模は9200億円 ジーユーが少子化なのにベビー服に参入するワケ:ニーズの差に着目(2/3 ページ)
カジュアル衣料品店を運営するジーユーが、ベビー服への参入を発表した。2021年2月22日にキッズ商品を取り扱う全国の大型店舗や、オンラインストアなどで販売を始める。少子化が続く中、なぜジーユーはベビー服に参入するのだろうか。
着せ替えやすくておしゃれなベビー服
ベビー服の開発は、座談会などで集めた父親や母親の意見を基に進めた。例えば「セパオール」(税別1290円〜1490円)は、「着せ替えやすくてオシャレなベビー服が欲しい」といった声から開発した。一見すると上下別の服に見えるが、実は上下がつながっている商品だ。
また、「お尻周りがオムツで不格好になってしまう」「動きやすさとファッション性を兼ね備えたものがなかなかない」 という意見を基に、オムツをはいてもお尻が目立たない「サマナルパンツ」(790円)を開発した。レギンスと股下にゆとりがあるサルエルパンツを融合させた商品だ。
こだわったのは実用性やスタイルだけではない。商品の色味もトレンドの「くすみカラー」を採用し、家族でトータルコーディネートを楽しめるように工夫した。商品は、月齢3カ月頃から着用できる60センチから100センチのものを約50アイテム取りそろえる予定だ。
「既存のベビー服は『機能的だがシンプルすぎる』『見た目はかわいいが毎日は着せられない』というような声が多くあがった。ジーユーならではの価格と品質で、機能性とファッション性を兼ね備えた商品を展開したい」(広報担当者)
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