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最後発なのに発売3週間で2000万本突破 「キリン 生茶 ほうじ煎茶」が好調なワケ:生茶ブランド20周年(1/3 ページ)
キリンビバレッジが9月に発売した「キリン 生茶 ほうじ煎茶」が売れている。発売から3週間で販売数量が2000万本を突破。同社が2017年からの3年間で発売した新商品の中で最速の記録だという。その理由は……
キリンビバレッジが9月に発売した「キリン 生茶 ほうじ煎茶」が売れている。発売から3週間で販売数量が2000万本を突破。この数字は、同社が2017年から発売した新商品の中で最速の記録だ。さらに発売から50日で年間販売目標を達成した。
他の大手飲料メーカーはすでにほうじ茶を販売していて、同商品は最後発の商品だ。それなのになぜ売れ行きが良いのだろうか。キリンビバレッジ 執行役員 マーケティング部長の山田雄一氏は、「『ほうじ茶で、生』という意外性が受けているのではないか」と分析する。
そもそも、生茶ブランドの「生」とは、つみたての生茶葉を芯まで凍らせて搾った「まる搾り生茶葉抽出物」のことを指す。ほうじ煎茶では、この抽出物と茶葉の焙煎を工夫し、生茶ブランドらしい上品な香りと甘みを実現。雑味のない軽やかな余韻が感じられるように仕上げたという。
「生というのが私たちの価値。生茶がほうじ茶を発売するとどうなるのか。という期待感を持っていただいたと思う」(山田氏)
なぜ緑茶ブランドの「生茶」がほうじ茶を発売することにしたのか。その背景には、健康志向の高まりによるトレンドの変化があった。
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