東京駅まで60分以内、「新築・中古の一戸建て価格相場が安い駅ランキング」 SUUMO調べ:コロナ禍で郊外に注目
リクルート住まいカンパニーが「東京駅まで60分以内、新築・中古の一戸建て価格相場が安い駅ランキング 2020年版」を発表した。どんな駅がランクインしたのか。
リクルート住まいカンパニーは12月17日、「東京駅まで60分以内、新築・中古の一戸建て価格相場が安い駅ランキング 2020年版」の結果を発表した。自社で運営するニュースサイト『SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)』で実施した調査をまとめた。
調査対象駅は、東京駅まで電車で60分圏内の駅(掲載物件が11件以上あるものに限る)。調査対象物件は、駅徒歩15分圏内で、物件価格相場が3億円以下などの条件を満たすものとした。築1年未満の「新築編」と、築1年以上・築15年未満の「中古編」において、それぞれの価格相場が安い駅トップ10を算出した。
新築編で最も価格相場が安かったのは、JR常磐線の「龍ケ崎市駅」(茨城県龍ケ崎市)で、2080万円だった。2位はJR常磐線の「取手駅」(茨城県取手市)で2174.5万円、3位は東武野田線の「六実駅」(千葉県松戸市)で2285万円だった。リクルート住まいカンパニーは、1位の龍ケ崎市駅について、JR上野東京ライン直通のJR常磐線を利用すれば乗り換えせずに東京駅まで行ける点や、子育て世代への支援策が充実している点が魅力だとしている。
中古編で最も価格相場が安かったのは、東武野田線の「高柳駅」(千葉県柏市)で、2230万円だった。2位は東武伊勢崎線の「せんげん台駅」(埼玉県越谷市)で2380万円、3位は東武伊勢崎線の「大袋駅」(同)で2480万円という結果に。リクルート住まいカンパニーは、1位の高柳駅について、東京駅までの所要時間が47分という点や、近隣のショッピングセンターなどが充実している点などを魅力として挙げている。
今回の調査では20年6〜8月にSUUMOに掲載された価格から中央値を算出している。また、駅名と沿線名は、SUUMO物件検索サイトで使用する名称を使用している。
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