中小企業の冬のボーナス、「減額」と答えた業種トップは?:82%が支給予定
冬のボーナスは支給予定ですか? 従業員299人以下の会社に聞いたところ「支給予定」と答えたのは……。
2020年、冬のボーナスは支給予定ですか? 従業員299人以下の会社に聞いたところ「支給予定」と答えたのは82%に達していることが、エン・ジャパンの調査で分かった。
「支給予定」と答えた会社に、予定額の変動を尋ねたところ、最も多かったのは「減額予定」(42%)。「減額予定」と答えた会社は、前年に比べて31ポイントも増加。「賞与の支給は予定しているものの、支給額は前年よりも下げざるを得ない状況の企業が多いことがうかがえた」(エン・ジャパン)
「減額予定」と答えた会社を業種別にみると、「広告・出版・マスコミ」(80%)がトップ。次いで「商社」(51%)、「金融」(50%)、「サービス」(42%)、「不動産・建設」(34%)という結果に。
ボーナス支給に関する悩みや課題をうかがったところ、「新型コロナウイルスによる業績への影響の長期化」(44%)がトップ。「現在も新型コロナウイルスの影響による業績悪化が続いており、雇用調整助成金の申請を行ない、従業員の雇用維持を何とかしている状態。これ以上業績悪化が続くようであれば、従業員への賞与の支給も減額ではなく支給が出来なくなる可能性もある」 (メーカー/30〜49名)といった声があった。
次いで「賞与の支給額による社員モチベーションへの影響」(41%)、「業績不振など、原資確保の悩み」(38%)、「社員への評価・賞与の査定基準への悩み」(35%)と続いた。
インターネットを使った調査で、従業員299人以下の企業333社が回答した。調査期間は11月25日から12月15日まで。
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