ニュース
QRコードでホームドアを開閉 都営浅草線、全駅で設置へ:2023年度の完了目指す
東京都交通局は都営浅草線の全ての駅でホームドアの設置を進めると発表した。2021年秋に東銀座駅での設置を開始し、2023年度までに整備完了を目指す。
東京都交通局は12月23日、都営浅草線の全ての駅でホームドアの設置を進めると発表した。2021年秋に東銀座駅での設置を開始し、23年度までの整備完了を目指す。
都営浅草線でのホームドア設置は現在、新橋駅、大門駅、三田駅、泉岳寺駅の4駅で完了している。今後は残る15駅での整備を進めていく。なお、押上駅は整備主体となる京成電鉄が設置する。
都営浅草線は複数の鉄道事業者による相互直通運転を行っていて、車両の編成数や扉の数が異なるさまざまな列車が運行している。このため、従来の方式でホームドアを導入すると、各社の車両改修が必要となり多くの時間と費用がかかるという。
そこで都営浅草線では、車両の改修を必要としないQRコードを用いたドア開閉連動技術を採用。東京都交通局とデンソーウェーブが共同開発した技術で、車両のドアに貼ったQRコードをホーム上のカメラで読み取って、車両ドアの動きに合わせてホームドアを開閉する仕組みだ。
この技術は特許をオープンにしていて、すでに京浜急行電鉄、神戸市交通局(神戸市営地下鉄)で実用化されているほか、JR東海での実証試験が行われているという。
関連記事
- ニトリHD、”問題商品”の見分け方発表 回収方法はまだ
基準を超えるアスベストが含まれていたとして、バスマットなど約240万点を回収すると発表したニトリホールディングスは、回収商品の見分け方を公表した。 - JR九州が営業列車で自動運転の実験開始 将来的には運転士以外が乗務
JR九州は12月22日、自動列車運転装置の実証実験を12月24日に開始すると発表した。将来的な労働人口減少へ備えるための取り組み。 - 座席が天井から降りてくる! 京阪5000系 5扉運用終了へ 50周年記念イベントも開催
京阪電気鉄道は12月8日、ラッシュ時とその他の時間帯で座席数を変更できる5000系の5扉運用を、2021年1月29日に終了することを明らかにした。あわせて、5000系の誕生50周年を記念したイベントを12月20日に開催すると発表した。 - 最後発なのに発売3週間で2000万本突破 「キリン 生茶 ほうじ煎茶」が好調なワケ
キリンビバレッジが9月に発売した「キリン 生茶 ほうじ煎茶」が売れている。発売から3週間で販売数量が2000万本を突破。同社が2017年からの3年間で発売した新商品の中で最速の記録だという。その理由は…… - 22年卒の就職先人気企業ランキング コロナ禍の影響顕著に
就職情報会社のダイヤモンド・ヒューマンリソース(東京都文京区)が12月8日、2022年3月卒業・修了予定の大学生・大学院生の就職先人気企業ランキングを公表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.