フィリップモリス、IQOSキットを値下げ 加熱式への移行促す:シェア拡大を狙う
フィリップ モリス ジャパンは、加熱式たばこ「IQOSキット」のメーカー希望小売価格を1月25日に値下げすると発表。価格を抑えることで紙巻たばこからの移行を促す狙い。
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は1月19日、加熱式たばこ「IQOS(アイコス)キット」のメーカー希望小売価格を1月25日に値下げすると発表した。価格を抑えることで紙巻たばこからの移行を促す狙い。
価格はいずれも税込みで「IQOS 3 DUOキット」(9980円→6980円)、「IQOS 3 DUOホルダー」(4480円→2980円)、「IQOS 3 MULTIキット」(6980円→4980円)、「IQOS 3キット」(8980円→5980円)、「IQOS 3ホルダー」(2980円→1980円)、「IQOS 2.4PLUSキット」(4980円→2990円)。なお「IQOS 2.4PLUSホルダー」の価格は現行の1980円で据え置く。
加熱式たばこのシェア拡大を狙い、各社が価格改定やラインアップの見直しを進めている。
JTは、2020年11月から都内で販売していた加熱式たばこ用デバイス「プルーム・テック・プラス・ウィズ」のメーカー希望小売価格を2980円から1980円に期間限定で値下げする。2月から販売エリアを全国に拡大するのに合わせたキャンペーンで、シェア拡大につなげる。
プルーム・テック・プラス・ウィズは、従来品に比べ高さを約半分にするなど携帯性を改良。充電時間も90分から60分へと短縮した。また、たばこカプセルやバッテリーの残量が分かるディスプレイを搭載し利便性を向上させた。
また、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、1月12日に発売した「glo Hyper+(グロー・ハイパー・プラス)」の価格を980円とした。手に取りやすい価格と、従来品よりも高い加熱温度、24種類から選べるデザインで差別化を図る。
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