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auカブコム証券、「貸株サービス」をSaaS形式でむさし証券に提供
auカブコム証券は1月20日、自社の利用者向けに提供している「貸株サービス」を、SaaS形式でむさし証券の利用者に提供すると発表した。7月にサービス開始を予定している。
auカブコム証券は1月20日、自社の利用者向けに提供している「貸株サービス」を、SaaS形式でむさし証券(さいたま市)の利用者に提供すると発表した。7月のサービス開始を予定している。
auカブコム証券は、自社の証券機能をプラットフォームとして他社に提供する、証券プラットフォーマーを目指している。今回は自社サービスとして開発した貸株のシステムを他の証券会社へ提供する形だ。同社は「証券会社は、投資家に貸株サービスを平易に提供でき、投資の多様化、投資家の維持・囲い込みの機会を得られる」としている。
貸株サービスとは、投資家が保有する保護預りの株券を預かり、代わりに貸株料を支払う仕組み。預かった株券は機関投資家などに貸し出し、機関投資家が運用する。
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