テレワーク「定着しない」が4割 否定的な意見が半年前から増えた理由とは?:あしたのチーム調べ(2/3 ページ)
緊急事態宣言が発出され、自治体や政府が出社を控えるよう呼び掛けているが、働く人々はテレワークが定着すると考えているのだろうか。
テレワークに慣れた人は9割超 多くが継続を希望
現在も週3日以上テレワークを行っている人に、業務の仕方に慣れて(馴染んで)いるか聞いたところ、「そう思う」が56.7%、「ややそう思う」が37.3%で、94.0%がテレワークでの業務に慣れたと回答した。
また、今後もテレワークをしたいと思う割合は全体で「そう思う」が41.7%、「ややそう思う」は32.7%で、あわせて74.4%となった。現在週3日以上テレワークをしている人は「そう思う」の合計が94.6%となり、テレワークに慣れ、今後も継続したいと考えていることが伺える。
今後もテレワークをしたいと思う理由としては「通勤のストレスが軽減され、自分のペースで業務を遂行できるので、慣れてくると出社時より効率的に仕事ができているように感じたから。オフィスでの勤務時とは違い、上司や同僚などとお互いに様子が分からない面がある分、結果をしっかり出すことを日々の目標にしやすいと感じていて、その点でもテレワーク以前よりも結果重視でストイックに仕事にあたれている」(44歳男性/東京都)、「家庭と仕事の両立がしやすく将来的に子育ても考えるとテレワークを続けていきたいから。出勤のための支度や通勤にかかっていた時間を有効活用でき、プライベートも充実する」(31歳女性/東京都)といった声があった。
一方、「あまりそう思わない」「そう思わない」と回答した人からは「会社でないと集中できないため。社内の連携がとりにくいため」(26歳女性/岐阜県)、「通信環境にかなり依存するし、すぐに確認したい内容が聞きにくくなるから」(42歳女性/大阪府)、「今の状況に馴染むより早くコロナが終息して昔のような生活になることを望むから」(42歳男性/栃木県)、「テレワークは仕事のやめ時が分からないから」(43歳女性/北海道)、「人に会いたいから」(34歳女性/愛知県)、「実際に会うというつながりを大事にしたいから」(35歳男性/神奈川県)との意見があった。
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