月100万円の報酬も パルコやパーソルが賛同した「プロ人材」の活用を目指すサービスとは:ピース・トゥ・ピースが開始(2/3 ページ)
人材仲介のピース・トゥ・ピースが、個人のスキルや能力を生かして自由にキャリアを選択する「プロ人材」の働き方を推進するプロジェクトを開始すると発表した。
報酬100万円も 53社が「プロ人材」枠を設置
例えば、パルコは、ヘルスケア事業の新規立ち上げに伴い、医療・ヘルスケア領域に特化したマーケティング戦略責任者を募集する。業務内容は、事業ターゲットに対する集客戦略企画・提案、ネットワーク構築。また、パーソルテンプスタッフでは、アプリマーケティングポジションでプロ人材を募集する。業務内容は、求職者や派遣スタッフ向けアプリのサービスグロース戦略・マーケティング施策を想定している。
報酬は企業によって異なるが、パルコは月1回の社内ミーティングや、その他のリモートミーティングの参加などで月額30〜50万円。パーソルテンプスタッフは、週2〜3日、月50時間程度の稼働で月額30〜70万円を予定しているという。
またマネーフォワードは、パートナーセールスポジションを募集。週3時間程度のweb会議やその他のリモートワークで、報酬は月額30〜100万円としている。
新型コロナウイルス感染拡大でテレワークが普及し、その中で副業などの「時間や場所に縛られない働き方」が浸透し始めている。その一方で、実績のない外部人材採用を行うことに”ためらい”を感じている企業も多く、個人も不安定な収入や環境などの不安要素から踏み切れないといった現状があるのも事実だ。
同社が行った調査によると、企業に所属し副業・複業や独立を検討している「潜在プロ人材」は推定約300万人存在しているという。プロ人材に踏み切れない理由として「安定収入への不安」や「セーフティネット問題」を挙げている。
そこで同社では、個人が安心してプロ人材に挑戦できるよう、スキル取得から案件紹介、福利厚生まで「プロ人材」としての働き方を包括的にサポートする「セーフティネット構想」の構築を推し進めるという。
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