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ドコモ、出前サービスから撤退 「dデリバリー」6月終了:経営資源を集中
NTTドコモが、出前・フード宅配サービス「dデリバリー」を終了。5月1日午前2時で注文を締め切り、6月30日午後1時に全機能の提供を終える。
NTTドコモは2月1日、出前・フード宅配サービス「dデリバリー」を終了すると発表した。5月1日午前2時で注文を締め切り、6月30日午後1時に全機能の提供を終える。ドコモは「現在の事業環境に鑑み、経営資源を集中する」としている。
dデリバリーは、2014年5月にスタート。dポイント、ドコモ払いなどへ対応し、「国内最大級の店舗数から選べる」としていた。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、急成長するフードデリバリー市場だが、Uber Eats、LINE傘下の出前館の2強に加え、フィンランド発の「Wolt」(ウォルト)も日本市場に参入するなど、シェア争いが激化。例えば、出前館は広告展開などの先行投資がかさみ、26億2300万円の営業赤字を計上(2020年8月期)するなど、体力勝負の様相を呈している。
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