「処方箋がなくても買える薬局」がエキナカに出店 オンライン問診で密回避の実証実験:セルフケア薬局 nonowa西国分寺店
処方箋がなくても病院の薬が買える「セルフケア薬局」を展開するSDCは、商業施設「nonowa西国分寺」に「セルフケア薬局 nonowa 西国分寺店」を出店すると発表した。
処方箋がなくても病院の薬が買える「セルフケア薬局」を展開するSDC(東京都渋谷区)は2月4日、JR中央ラインモール(東京都小金井市)が運営する駅チカ型商業施設「nonowa西国分寺」に「セルフケア薬局 nonowa 西国分寺店」を出店すると発表した。
「セルフケア薬局」は、処方箋がなくても病院の薬が買える零売(れいばい)薬局チェーン。零売薬局とは、医療用医薬品約1万5000種類のうち、処方箋がなくても薬剤師の指導により販売が認められた約7500種類の医薬品を扱う薬局のことを指す。
店舗には薬剤師が常駐し、健康状態や悩みをヒアリングした上で、薬の販売や健康行動への提案を行う。また、LINEを活用してオンラインでも相談を受け付けるという。感染リスクの観点で病院に行けない人や忙しくて受診の時間が取れない人の利用を見込む。
「セルフケア薬局 nonowa 西国分寺店」は2月8日に営業を開始し、営業時間は平日午後0時〜午後3時、午後4時〜午後9時。土日祝日は、午前10時〜午後3時、午後4時〜午後7時としている。
また同店では2月8日〜3月31日にオンライン問診システムを活用した実証実験を行う。利用するには、来店前にセルフケア薬局の公式LINEで予約を行う必要がある。予約した上で来店すると、店舗で問診票を記載ぜずに薬剤師との相談を行い薬を購入できるとしている。
同社は実験を通して、店舗混雑状況の可視化や待ち時間の短縮を図る。また、来店時間の分散や密状態の回避を目指すとしている。
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