日産、“堅牢さ”強調の新型SUV・ピックアップトラックを投入 北米向けに攻勢:米国市場で競争力強化(1/2 ページ)
日産自動車は、2021年夏に北米市場で発売する新型車を発表した。大型SUVの「パスファインダー」をフルモデルチェンジして投入するほか、ピックアップトラックの新型「フロンティア」の販売を開始。米国市場の収益力向上へ、新型車を相次ぎ投入する。
日産自動車は2月5日、2021年夏に北米市場で発売する新型車を発表した。大型SUVの「パスファインダー」をフルモデルチェンジして投入するほか、ピックアップトラックの新型「フロンティア」の販売を始める。事業構造改革で掲げる米国市場の収益力向上に向けて、ニーズに対応した新型車を相次ぎ投入し、競争力を高める。
パスファインダーは、1986年に初代モデルを発売した、耐久性の高さが特徴の大型SUV。新型モデルでも、その特徴を強調する堅牢なデザインに仕上げている。力強いフロントフェイスや安定感のあるフォルム、厚みのあるブリスターフェンダーなどを備える。
また、初代パスファインダーへのオマージュとして、スリースロットグリルと組み合わされたVモーショングリル、C字型のヘッドライト、流れるようなルーフラインなどを採用。さらに、リア部分はスクエア形状のデザインとすることで初代モデルのイメージを取り入れた。
機能面では、新型9速オートマチックトランスミッション(AT)と3.5リッター直噴V6エンジンを搭載。力強いレスポンスを可能にしている。4WDモデルは、7種類のモードから選択可能な「ドライブ&テレインモードセレクター」を備えた新型インテリジェント4WDを搭載した。走行モードは、ノーマル、スポーツ、エコ、スノー、サンド、マッド/ラット、トーイングを用意する。
ファミリー層のニーズに対応する装備として、パスファインダーとしては初めて2列目にキャプテンシートを採用したグレードを設定。また、工具なしで取り外し可能なセンターコンソールを備えることで、シートアレンジの自由度を高めている。また、先進運転支援技術「プロパイロット」も搭載している。
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