ワークマン コロナ禍でも大幅な増収増益 「自己修復機能付きダウン」や「ヒーターベスト」などPB商品が好調:TGCにも参加表明(1/2 ページ)
ワークマンは2月8日、2021年3月期第3四半期決算を発表した。売上高にあたる営業総収入は前年同期比16.1%増の831億円、営業利益が同23.6%増の201億円、純利益が同22.9%増の133億円と大幅な増収増益となった。
ワークマンは2月8日、2021年3月期第3四半期決算を発表した。売上高にあたる営業総収入は前年同期比16.1%増の831億円、営業利益が同23.6%増の201億円、純利益が同22.9%増の133億円と大幅な増収増益となった。コロナ禍で作業服需要が減少する中、PB(プライベートブランド)商品の拡充を図り、アウトドア向け衣料品などの売り上げを大きく伸ばした。
新型コロナウイルス感染拡大で、設備投資や建築工事に遅れが出たことなどから作業服需要が減少。一方でデザインや機能性、価格で訴求力を高めたPB商品の開発に注力した結果、ダウンに通した針穴が塞がる生地を採用した自己修復機能付きの「フュージョンダウン」や、温度調整可能な電熱シートを搭載した「ヒーターベスト」などが幅広い客層から支持を得た。
また、女性衣料は機能性・デザイン性を高め、ユニセックス対応のアイテムを増やしたことで売り上げを大幅に伸ばした。その結果、PB商品は1539アイテムとなり、チェーン全店売上高に占める割合は前年同期比8.7ポイント増となる59.6%となった。
20年11月には宮崎県に「WORKMAN Plus 都城上川東店」を出店し、全47都道府県への出店を達成。店舗展開では「次世代店舗フォーマットの標準化」を進め、売場面積や駐車台数の拡張、1階が駐車場で2階に売り場を設ける「ピロティタイプ店舗」の展開をスタートさせた。
また10月には既存店舗の混雑緩和や、従来のターゲットであるプロ向け商品を買い求める客と一般客双方の満足度向上、さらなる客層拡大を目的として、横浜市の商業施設に「#ワークマン女子」を出店。その結果「ワークマン」が632店舗、「ワークマンプラス」269店舗、「#ワークマン女子」1店舗となり、FC(フランチャイズ)を中心としたチェーン全店の店舗数は20年12月末で902店舗となった。
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