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わいせつ行為の疑いで逮捕されたアルペンの創業者が代表取締役会長を辞任 「職責を十分に果たせない」:本人から申し出
逮捕されたアルペンの創業者が代表取締役会長を辞任した。本人から「取締役としての職責を十分に果たすことができないため、取締役を辞任したい」と申し出があったという。
アルペンは2月12日、創業者である水野泰三氏が代表取締役会長を辞任すると発表した。
水野氏は2月10日、強制わいせつ致傷、窃盗、暴行の疑いで愛知県警中署に逮捕された。報道によると、水野氏は2020年11月29日、ホテルの客室内で女性にわいせつな行為をし、けがを負わせただけでなく、10万円と運転免許証を盗んだ疑いがもたれている(本人は容疑を否認)。
アルペンは「このような形で当社役員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、お客様、株主の皆様、お取引先企業様、ならびに当社グループに関係する全ての方々に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫(わ)び申し上げます」と声明を発表していた。
その後、水野氏から「取締役としての職責を十分に果たすことができないため、取締役を辞任したい」と申し出があったという。同社は2月12日に開催した取締役会でこの申し出を受理した。
アルペンの直近の業績は好調だった。コロナ禍の影響でアウトドアやゴルフの人気が高まったため、2021年6月期第2四半期(20年7〜12月)の連結業績は、純利益が前年同期比3.3倍の78億2900万円だった。
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アルペンの2021年6月期第2四半期(20年7〜12月)連結業績は、純利益が前年同期から3.3倍の78億2900万円。新型コロナの感染拡大が続く中、密を避けられるレジャー・スポーツの需要が拡大した。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
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