関西の「住み続けたい街ランキング」発表 3位は天王寺区、2位は西宮市、1位は……:3万1000人を対象に調査(2/2 ページ)
大東建託は「愛着のある街&住み続けたい街ランキング2020<関西版>」を発表した。約3万1000人を対象に調査した結果は?
愛着のある街(駅)ランキング
愛着のある街(駅)ランキングの1位は甲子園(阪神本線)、2位は四天王寺前夕陽ケ丘(地下鉄谷町線)、茨木(JR東海道本線)だった。
同研究所の宗所長は1位の甲子園について、阪神甲子園球場の最寄り駅であることに加え、大正時代の建物が残る「西宮七園」の一つとして知られる高級住宅街である点などが魅力だと指摘している。居住者の47歳男性は「生活に必要なものの全てが徒歩10分圏内のところにあり、大変、満足している」とコメントしている。
住み続けたい街(駅)ランキング
住み続けたい街(駅)ランキング1位は四天王寺前夕陽ケ丘(地下鉄谷町線)、2位は甲子園(阪神本線)、3位は甲子園口(JR東海道本線)となった。
同研究所の宗所長は四天王寺前夕陽ケ丘について、駅周辺に「大江神社」や「愛染堂勝鬘院(愛染さん)」といった寺社仏閣が多く存在することや、徒歩圏内に大型商業施設が集まる「あべの・天王寺エリア」があること魅力だとしている。居住者の37歳女性は「街がきれい。都会なのに静かで住みやすい。主要都市への交通が便利。治安が良い」とコメントしている。
大東建託は、これらの結果を踏まえ「愛着のある街ランキング上位の街(自治体・駅)は、住み続けたい街ランキングの評価(自治体・駅)も高いことが分かる」と指摘。また、これらのランキング上位を見ると、「行政サービス」「親しみやすさ」「イメージ」因子の評価が高い自治体が上位にランクインしており、「物価・家賃」因子はあまり重視されていないようだと分析する。
今回の調査は20年3月17日〜4月3日に実施した。調査企画・設問設計・分析を大東建託賃貸未来研究所が行い、調査会社のマクロミルが調査票の配布回収を行った。
関連記事
- パソナの淡路島移転は「島流し」なのか? 移住した副社長が感じた“思った以上のポテンシャル”とは
パソナグループは、東京にある本社機能の一部を淡路島へ移転させている。移住した副社長に環境や社員の働き方がどう変わったのか聞いた。副社長は思った以上のポテンシャルを感じている。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 2021年「住みたい街ランキング」関西版と中部版 圧倒的な強さを見せつけたのは?
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULLが住みたい街ランキングを発表した。関西版と中部版の結果は? - 「暮らしやすさ自慢」の都道府県ランキング 東京都を抜いて1位になったのは?
ソニー生命保険が「47都道府県別 生活意識調査2020」を発表。暮らしやすさ自慢、子どもの育てやすさ自慢などをランキング化。コロナ禍の影響も調査した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.