ファミリー向きマンションの募集家賃が上昇したエリア 3位千葉県、2位名古屋市、1位は…:アットホーム調べ
不動産情報サービスのアットホームが1月の全国主要都市「賃貸マンション・アパート」 募集家賃動向を発表した。
不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は2月22日、2020年1月の全国主要都市「賃貸マンション・アパート」 募集家賃動向を発表した。
調査によると、50〜70平方メートルのファミリー向きマンションの平均募集家賃が前年同月と比べ最も上昇したのは福岡市で、5.1%増(1月の平均家賃:9万2817円)。次いで名古屋市(3.5%増、8万9265円)、千葉県(3.5%増、9万4214円)となった。
ファミリー向きアパートの上昇率は東京23区が最も高く、4.6%増(13万1930円)。次いで福岡市(3.7%増、7万4383円)、東京都下(2.2%増、9万1019円)と続いた。
マンションの平均募集家賃は、神奈川県・名古屋市が全面積帯で前年同月を上回る結果に。また、神奈川県では70平方メートル超の大型ファミリー向きマンションが5カ月連続で前年同月比10%超となった。調査を行ったアットホームラボ(東京都千代田区)の担当者は、在宅勤務の定着などにより、引っ越しを検討する人が増えていることが要因ではと分析。その傾向が神奈川県で顕著にみられると指摘する。
また、30平方メートル以下のシングル向き物件の平均家賃は上昇傾向が顕著となった。マンションでは神奈川県と千葉県が、アパートでは東京23区、神奈川県、埼玉県、千葉県、名古屋市、福岡市で15年1月以降の最高値を更新した。
シングル向きの物件では特にアパートの上昇率が高くなっている。これに関しては、新年度に向けて家探しをする学生や新社会人が増えたことに加えて、コロナ禍で1人暮らしや引っ越しを躊躇していた学生などが動き始めたことが要因の1つではと見ている。
調査は、不動産市場の調査・分析などを行うアットホームラボが実施。不動産情報サイト「アットホーム」で公開した東京23区、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県、仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市の9エリアの居住用賃貸マンション・アパートを対象とした。
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