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ネスレ、「ミロ」の販売再開 3カ月ぶり、供給体制整う:注文7倍で一時休止に
ネスレ日本は、販売を休止していた麦芽飲料「ネスレ ミロ」3製品の出荷を再開した。2020年夏ごろから需要が急拡大し、安定的な供給が困難に。供給体制が整ったことから、約3カ月ぶりに販売再開を決めた。
ネスレ日本は3月1日、販売を休止していた麦芽飲料「ネスレ ミロ」3製品の出荷を再開したと発表した。2020年夏ごろから需要が急拡大し、安定的な供給が困難となっていた。供給体制が整ったことから、約3カ月ぶりに販売再開を決めた。
対象商品は、「ネスレ ミロ オリジナル 240g」「ネスレ ミロ オリジナル 700g」「ネスレ ミロ オリジナル スティック 5本」の3製品。
ミロは子どもの成長に必要な栄養補給を主目的とする飲料だが、近年はカルシウムや鉄などの栄養が豊富に含まれることから、大人の飲用も広がっているという。20年には、消費者によるSNS投稿の広がりや健康志向の高まりによって、小売店などで需要が拡大した。
「ネスレ ミロ オリジナル 240g」は、9月末に販売を一時休止し、11月に出荷を再開したものの、前年比約7倍の注文が入り続けたことで12月に再度休止した。販売再開は21年3月以降の見通しだと発表していた。
今後、全国の主要スーパーなどの小売店で順次販売を再開する。同社のオンラインショップでも販売を再開している。
3月6日からは、小田急電鉄町田駅(東京都町田市)と阪急電鉄武庫之荘駅(兵庫県尼崎市)の2カ所の「ネスカフェ スタンド」を期間限定でミロ仕様の外装に変更(4月末まで)。バナナなどを使用した特別メニューを提供し、味わいや健康面での情報発信を強化する。
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