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PayPayの疑似投資「ボーナス運用」、10カ月半で利用者200万人突破
PayPay証券とPayPayは3月3日、PayPayのポイントを使って投資の疑似運用体験ができるサービス「ボーナス運用」のユーザー数が200万人を突破したと発表した。サービス開始から10カ月半での達成となった。
PayPay証券とPayPayは3月3日、PayPayのポイントを使って投資の疑似運用体験ができるサービス「ボーナス運用」のユーザー数が200万人を突破したと発表した。サービス開始から10カ月半での達成となった。
1月にPayPayユーザー数は3500万人を超えており(記事参照)、ユーザーの20人に1人がボーナス運用も利用している計算だ。2020年6月には、利用規約に同意した先着100万人に対して100円相当のポイントを付与し、ボーナス運用を自動的に提供している。
ボーナス運用は、決済アプリPayPay内のミニアプリとして利用できるサービス。PayPayのポイントである「PayPayボーナス」を、PayPay証券独自のポイントに交換し1円相当額から擬似投資が行える。米上場投資信託(ETF)の値動きに連動してポイント額が上下する。連動先は、米S&P500株価指数連動ETFとS&P500株価指数値動きの3倍に連動するETFの2種類。増減したポイントは、PayPayボーナスとして引き出して、決済に利用できる。
企業が発行するポイントを使って疑似投資ができるサービスは、楽天、ドコモ、KDDIなども提供しており、利用者が大幅に拡大している。特に、若年層にとって投資の入り口となっており、各社は実際のお金を使った投資の前段階としてサービスに力を入れている。
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