「今の仕事は自分に合っていない」3人に1人:20代は4割
Indeed Japanは、全国の15〜64歳の男女を対象に、仕事に対しての考え方や、自身の能力や可能性に関する意識調査を行い、その結果を発表した。それによると……。
Indeed Japan(東京都港区)は、全国の15〜64歳の男女を対象に、仕事に対しての考え方や、自身の能力や可能性に関する意識調査を行い、その結果を発表した。現在就いている仕事について聞いたところ、「今の仕事は、自分に合っている」と答えたのは65.4%に達していることが分かった。
逆に言うと、約3人に1人は「今の仕事が自分に合っている」と感じられていないことを示している。年代別にみると、「今の仕事が自分に合っている」と感じられていないのは20代が最も多く39.4%。また、「今の仕事は天職だと思う」と感じているのは最も低く27.6%。「年代別でみると、20代は6項目中4項目で最低スコアとなっており、現在の仕事に対して何らかの不満を感じている割合が高い世代であるといえそうだ」(Indeed Japan)
次に、転職についての考え方を聞いたところ「今すぐにでも転職したい」「将来的には転職したい」「転職に興味はある」を合わせると、全体の68.1%が転職に関心を持っていることがうかがえた。特に多かったのは、30代で79.0%。一方で、「転職はハードルが高い」と答えたのは71.3%、最多は30代で75.3%だった。
「もしも、気軽にいろいろな仕事を試せるような機会があったとしたら、試してみたいと思いますか?」という質問に対し、63.1%が「試してみたい」と回答。年代別にみると、10代が最も多く82.3%、次いで30代75.1%。「30代は、転職に対する関心が高い一方で、実際に転職することに対するハードルを感じている割合も多い。しかしながら、気軽に仕事を試せる機会があれば試してみたいと考える人も多いことが分かり、自身の仕事に対して見つめ直したり考えたりすることが多い世代であることがうかがえた」(同)
インターネットを使った調査で、15〜64歳の男女1236人が回答した。調査期間は2月10日から12日まで。
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