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「中粒」だと思ったら中身は「極小粒」 ファミマ、納豆の“中身違い”を謝罪:返金対応を行う
ファミマが販売している中粒納豆の一部に、中身違いが発生した。別商品である極小粒納豆が封入されていた。ファミマは返金対応を行う。
ファミリーマートは3月4日、あずま食品(宇都宮市)が製造した「お母さん食堂 国産大豆100% 中粒納豆」(税込110円)の一部に異なる商品が封入されていることが判明したと発表した。
対象は、賞味期限の表記が2021年3月13日となっているもの。一部に、別商品である「お母さん食堂 契約栽培大豆使用 極小粒納豆」(89円)が封入されている。極小粒納豆には国産大豆が使用されていない。また、アレルギーの表記内容には問題はないとしている。
中身違いの商品が販売された期間は3月3〜4日。対象店舗は、ファミマの茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県、静岡県における一部店舗(1976店)。対象個数は最大26個。該当商品を購入したお客に対しては、店舗にてレシートと引き換えに返金対応を行う。また、不明な点があれば、あずま食品とファミマの専用相談室に問い合わせをするよう呼び掛けている。
ファミマは「多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫(わ)び申し上げますと共に、メーカーを含め再発防止に向け、管理体制の一層の強化に努めてまいります」としている。
大手チェーンで過去に発生した中身違いのトラブルには、無印良品の「まぐろの腹肉水煮」(350円)がある。一部商品の中身が「さばの尾肉水煮」だったことが判明。アレルギー物質のさばが含まれることから、無印良品は20年6月に自主回収すると発表した。
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