ニュース
利用者の8割は毎月1万円を課金 キャラクターグッズの“福袋”サブスクが成長している理由:継続率も高い(3/3 ページ)
2019年に誕生したサブスク型のグッズ提供サービスがある。好きなコンテンツやアーティストの完全オリジナルグッズが毎月届く。利用者の8割が1万円超のコースを選択している。
コロナ禍で取引先が拡大
サプライズボックスのサービスには、これまで多数の関連グッズを手掛けてきたサンリオや手塚プロダクションも参加している。サブスクリプションサービスという新しいビジネスモデルに可能性を感じており、販路を広げたいという狙いがある。また、一般的にキャラクターグッズはどの程度売れるか事前に読み切れないところがあるが、同サービスならば定期的な収入が見込めるというメリットもある。
新型コロナウイルスの感染拡大を機に、同社のビジネスに興味を持った版権元もあるという。緊急事態宣言の影響で、リアルな店舗に足を運ぶ消費者が減ったためだ。
五十嵐社長はこれまでの事業を振り返り「ユーザーの満足度は高い。サービスの高い継続率にそれが表れている」と胸を張る。同サービスの認知度をさらに高めることで、関連グッズをより多くのユーザーに届けるのが今後の目標だ。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - パソナの淡路島移転は「島流し」なのか? 移住した副社長が感じた“思った以上のポテンシャル”とは
パソナグループは、東京にある本社機能の一部を淡路島へ移転させている。移住した副社長に環境や社員の働き方がどう変わったのか聞いた。副社長は思った以上のポテンシャルを感じている。 - 1000円に手を出す「ダイソー」と100円にこだわる「セリア」 コロナ禍でも好調な業界に変化
コロナ禍でも100円ショップ業界が好調だ。「2強」のダイソーとセリアでは戦略が大きく異なる。キャンドゥとワッツの独自戦略にも迫る。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.