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SBI証券、eMAXIS Slimなどの投信マイレージ付与率引き上げ SBI取り分を投資家に還元
SBI証券は4月1日から、eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードファンドなど、26本の低コストファンドについて、「投信マイレージ」の付与率を引き上げる。投信マイレージは、対象の投信保有金額に応じてTポイントが貯まるサービス。SBI証券は、これにより、信託報酬のうちSBI証券に支払われる手数料と同率程度を顧客に還元するという。
SBI証券は4月1日から、eMAXIS Slimシリーズや楽天・バンガードファンドなど、26本の低コストファンドについて、「投信マイレージ」の付与率を引き上げる。投信マイレージは、対象の投信保有金額に応じてTポイントが貯まるサービス。SBI証券は、これにより、信託報酬のうちSBI証券に支払われる手数料と同率程度を顧客に還元するという。
付与率を引き上げる投信は全26本。多くが世界株式を対象としたインデックスファンドで、信託報酬の低さから投資家に人気を博している。例えば、全世界の株式に投資する「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」の信託報酬は税込で0.1144%。これに対して投信マイレージでは、0.0462%をTポイントとして還元する。従来の還元率は0.03%だった。
さらに4月1日から、他社から投資信託を移管した場合の手数料をSBI証券が負担する「投信お引越しキャンペーン」も実施する。入庫期間は5月31日まで。
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