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超一等地の商業ビルがガラ空き! 銀座、渋谷、新宿、秋葉原でじわじわ進む経済の“破壊”長浜淳之介のトレンドアンテナ(1/6 ページ)

コロナ禍の影響で商業ビルの空き物件が増えている。実際、どんな状況になっているのか。現場に足を運んでみると……。

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 東京や大阪をはじめとする大都市の都心部・駅前では、商業ビルの空き物件が増えている。

 2020年4〜5月と21年1〜3月、2度にわたって発出された緊急事態宣言や営業時間短縮の要請により、店舗ビジネスの大半は業種を問わず大きな影響を受け、売り上げの大幅な減少に悩まされている。高い家賃が払えず、やむなく店舗を閉める店主が続出しているからだ。


秋葉原駅前のアドアーズ本店跡地。超一等地の商業ビル1棟がガラ空きに(3月20日撮影)

 「東京都心部繁華街の店舗は、ざっと路面で1割、空中階で2〜3割の物件が空き店舗になっているのではないでしょうか」と、歌舞伎町商店街振興組合。東京の都心部はどこも厳しいが、特に高級な“夜の飲食店”が多い、銀座と赤坂の客足が良くない。


銀座クラブ街では、シャッターが下りたままのビル、路面店が目立つ。ビル改装、建て替えも進む(3月20日撮影)

 ファッションビルも苦戦している。銀座に16〜17年に鳴り物入りで相次ぎオープンした、「GINZA SIX(ギンザ シックス)」や「東急プラザ銀座」は、インバウンド客の消失もあって大幅なリニューアル中だ。

 ギンザ シックスは約240店あるテナントのうち、40店以上を入れ替えている真っ最中だ。東急プラザ銀座は現在6階の全テナントが撤退し、丸ごと空き物件になっている。

 若者のファッションをリードしてきた丸井グループは、コロナ禍の中、20年5月に「京都マルイ」を閉店。21年3月に「静岡マルイ」、8月に「池袋マルイ」を相次いで閉店する。東急ハンズも主要な店では初めて、9月に池袋店の閉店を決めた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、ステイホームが強く提唱された結果、飲食店ばかりでなく、洋服や化粧品の需要が激減。外国人観光客もしばらく来ない状況で、これ以上の自粛が続けば、テナントの撤退が相次ぎ、街の景観が一変しかねない。

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