オーディオメーカーのオンキヨーは3月31日、2021年7月末ごろに上場廃止となる見込みだと発表した。
同社は長年にわたる販売不振により、20年3月期に債務超過となり、昨年末時点で30億円余りまで債務が膨らんでいた。東京証券取引所のルールで3月末までに債務超過を解消しなければならなかったが、できなかった。
3月30日には取引先など12社に株式を発行し、21億5700万円の出資を受けたと発表。31日の株式市場では前日比29.41%増の22円で取引を終えていた。「株主の皆様をはじめ、関係者の皆様には、多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます」(同社)
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