ニュース
JR東「サフィール踊り子」、密を避けた旅行需要で予約は好調 4月から新パスタ提供:ミシュラン星付き(1/2 ページ)
JR東日本は、伊豆エリアへの観光特急列車「サフィール踊り子」で提供するメニューを刷新した。狙いは?
JR東日本は、伊豆エリアへの観光特急列車「サフィール踊り子」で提供するメニューを刷新し、4月からミシュラン1つ星イタリアン「Ristorante HONDA」の本多哲也シェフが監修したパスタなどを新たに提供している。運行開始から1年を迎えたサフィール踊り子。コロナ禍で密を避けた旅行需要が高まる中、観光列車の魅力の1つである料理を刷新し、リピーターや新たなお客獲得に向け訴求を図る。
「サフィール踊り子」は、20年3月のダイヤ改正に合わせて登場。東京・新宿〜伊豆急下田間で運転している。全車両がグリーン車であることから、密を避けた旅の方法としてコロナ禍でも予約状況は好調だという。同社によると、個室を中心に4月下旬までは満席。グリーン車も8割程は埋まっている。
新たに提供するメニューは、「伊豆産フレッシュトマトのスパゲティ」(税込1100円)「サザエとリングイネのジェノベーゼ」(1350円)、「HONDA プレミアム渡り蟹カレー」(1850円)など。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、カフェテリアの営業を休止していたが、3月26日から再開。利用人数を制限しているほか、グリーン個室を利用するお客にはデリバリーを実施して密を避けて食事ができるようにした。
同社の営業部輸送戦略グループの中村圭助副課長は「伊豆は都心から近く、海外に行けない代わりに密を避けた新しい旅行形態として選んでいただいている。新しく提供するメニューと共に、移動自体を楽しんでもらいたい」と話す。
関連記事
- 「変身するスーツ」に「着る網戸」 ワークマンが春夏製品をWebで初公開
ワークマンは3月10日より、2021年の春夏新製品のラインアップをオンラインで公開した。 - JR東、「駅そばロボット」本格稼働 2本のアームで調理工程を自動化
JR東日本スタートアップとコネクテッドロボティクスは「駅そばロボット」をそばいちペリエ海浜幕張店に導入すると発表した。 - 3年で売り上げ13倍 自動車用電球メーカーが「幻のキノコ」生産に乗り出したワケ
自動車用の電球を製造・販売する大井川電機製作所が「幻のキノコ」と呼ばれる「ハナビラタケ」の生産に乗り出している。50年以上電球を作り続けていた企業がなぜキノコ生産を始めたのだろうか。 - 京急、座席の切り替えができる新造車両を導入 コンセントや洋式トイレも設置
京浜急行電鉄は1月20日、ロングシートからクロスシートに切替可能な自動回転式座席を採用した新造車両を2021年春に導入すると発表した。車両には、洋式トイレやコンセントを設置し利便性の向上を目指すとしている。 - セミダブルマットレスを導入したキャンピングカー「KUMAQ」 レンタル会社が受注開始
キャンピングカーのレンタルを行うDream Drive(ドリームドライブ)は、新モデルの「KUMAQ(クマキュー)」の受注を開始したと発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.