ニュース
ローソン、中国で「1万店」を目指す コロナで国内事業は苦戦:決算発表(3/3 ページ)
ローソンが2021年2月期の連結決算を発表した。国内のコンビニ事業は苦戦した。一方で、中国に積極出店することで25年度に1万店まで増やすと発表した。
環境への取り組みも強調
決算会見では、環境配慮への取り組み状況についても公開した。
食品ロスについては18年対比で30年までに50%削減する目標を掲げている。発注の精度向上、売り切り推進、予約商材の予約推進、食品リサイクルの推進といった施策の結果、20年実績(速報値、以下同)は16%削減を実現した。
プラスチック容器については17年対比で30年までに30%削減する目標を掲げる。容器形状の変更、紙製弁当容器の採用、ナチュラルローソンでの洗剤量り売り実験などを行った結果、12.4%削減を実現した。
レジ袋については、30年に100%削減を目指している。レジ袋有料化の影響だけでなく、エコバッグ利用促進などを行った結果、レジ袋辞退率は74.9%となった。
二酸化炭素の排出量は13年対比で30年までに1店舗当たり30%の削減を目指している。省エネ機器の導入、電力供給適正取引先への切り替えなどを行った結果、27.6%削減を実現した。
ローソンは業績向上だけでなく、ESGを基軸とした経営も目指すとしている。環境、社会、企業統治の3つの観点から投資対象を戦略的に選んでいくと強調した。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。 - 新成人が「欲しい車」ランキング 3位はフォルクスワーゲン、2位はBMW、1位は?
ソニー損保が新成人のカーライフ意識調査を実施。普通自動車運転免許の保有率や欲しい車が明らかに。どんな傾向があるのか。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - 新卒1年未満で転職した理由ランキング 3位は「仕事内容が合わない」、2位は「長時間労働・休日への不満」、1位は……
新卒社員を迎えた職場も多いのでは。一方、1年未満で転職する人もいる。どういった理由で転職することが多いのか?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.