PayPayで決済できる「商用ビデオ通話」登場 ワンクリックで通話参加:ビデオ通話をビジネスに
サガス(東京都渋谷区)は、商用ビデオ通話サービス「フェイスコネクト」で通話中のQRコード決済に対応すると発表した。4月初旬に提供を始める。有料のビデオ通話メニューを「商品」として販売できる仕組みづくりをサポートする狙いだ。
サガス(東京都渋谷区)は、商用ビデオ通話サービス「フェイスコネクト」で通話中のQRコード決済に対応すると発表。4月初旬から提供をスタートした。有料のビデオ通話メニューを「商品」として販売できる仕組みづくりをサポートする狙いだ。
QRコード決済では、ビデオ通話中、画面上に決済用のQRコードを表示することで、ユーザーが「PayPay」による支払いを選択できるようになる。QRコード決済への対応と合わせて、商品選択メニューの表示機能も追加する。ユーザーは、好きなビデオ通話商品を画面上で選択、通話終了時間がきたらそのままQRコード決済へと進めるようになる。これらの機能は「60分で2000円」といった個人のビデオ通話ビジネスでの利用を想定している。今後はクレジットカード決済への対応も予定しており、開発中だという。
同じく、法人利用に向けた「部署化機能」も追加する。顧客からの通話の鳴り分けや、スタッフ同士の内線ができる。一つの事業所に複数の「部署」を設定し、グルーピングできるとともに、ユーザーの目的や問い合わせ内容ごとに窓口を変えられるようになる。そのため、物理的に離れている複数拠点間であっても、「ビジネスホン」として活用できるとしている。
フェイスコネクトは、顧客となる通話相手にID作成、メールアドレス登録をしてもらうことなく、URLをクリックするだけで即時、オンライン通話ができることを特徴としている。価格は個人利用向けモデルで550円/時間、事業者向けモデルで月額1万780円(1テナントに10アカウント)。
関連記事
- “AI面接官”がインターン選考、評価上位10%はそのまま合格 ユニ・チャームが導入したワケ
ユニ・チャームは2018年ごろから、インターンシップ選考でオンラインの取り組みを強化した。さらに、面接官の好み(人的バイアス)ではなく、本人の能力だけにフォーカスしようと“AI選考”も導入した。その狙いは。 - 英語だけじゃない! 海外の優秀な人材を獲得するために必要なこと
国際的な動画配信サービス業界の競争の中で、国産の国内向けサービスを運営するU-NEXTは、どのようにグローバル化を進めていったのか。現在は17カ国の社員がいるU-NEXTが、今に至るまでの苦労や努力を聞いた。 - 外勤の多い「訪問看護」事業で、各地に散らばったスタッフを守る防災対策とは?
“万全”な防災対策は難しく、後手に回りがちだ。そのような中、在宅医療事業部の9割が外勤スタッフであるという訪問看護のケアプロ(東京都・中野区)では入念な対策を心掛けている。いざというとき、各地に散らばったスタッフの命を守るにはどうしたらいいのだろうか。 - 「オフィスの混雑状況は?」「同僚の居場所が分からない」「空気が悪い」──オフィスを“見える化”する手順
昔は「測りたくても測れなかった」オフィス。しかし技術の進歩で、オフィス内のいろいろなものを可視化できるようになりました。では、何を、どのように図るべきでしょうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.