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京王電鉄、5000系新造車両を導入 日本初の座席も:22年下期導入予定
京王電鉄は4月14日、5000系新造車両を導入すると発表した。リクライニング機能付きのロング/クロスシート転換座席を搭載する。
京王電鉄、総合車両製作所(横浜市)、コイト電工(静岡県長泉町)は4月14日、5000系新造車両を導入すると発表した。リクライニング機能付きのロング/クロスシート転換座席を搭載する。同社によるとリクライニング機能付きの転換座席の搭載は日本初だという。新型コロナウイルス感染拡大の影響で混雑を回避するニーズが高まっていて、京王では、有料の座席指定列車「京王ライナー」などで運行している5000系の新造車両を導入し、ニーズを取り込む考えだ。
現行の5000系車両は、2017年9月に通常列車、18年2月からは有料の座席指定列車「京王ライナー」として運行している。全車両に無料公衆無線LANを導入しているほか、全ての座席に座席指定列車時に利用できる電源コンセントを設置。19年度からは、クロスシート時に利用可能なドリンクホルダーの設置を進めるなど、サービスの拡充を図ってきた。
今回導入する新造車両では、座席指定列車やイベント列車などのクロスシート時に座席のリクライニング機能を利用できるようにする。導入時期は22年下期の予定で、導入車両は10両(1編成)。
コロナ禍で密回避のニーズが高まり、各社が特急に力を入れている。JR東日本では、3月に神奈川県の小田原駅と東京駅や新宿駅を結ぶ「湘南」を導入。京王電鉄でも20年10月に「京王ライナー」を3本増発している。
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