JT、キャメルブランドの新銘柄を450円で発売 価格帯に選択肢を:クールは400円
JTがキャメルブランドから新たに紙巻たばこ5銘柄を発売すると発表した。手に取りやすい価格帯のラインアップを拡充し選択肢を増やす。
日本たばこ産業(JT)は4月14日、キャメルブランドから「キャメル・ワン・100’s・ボックス」「キャメル・メンソール・ボックス」「キャメル・メンソール・ワン・100’s・ボックス」「キャメル・メンソール・ベリーカプセル・ボックス」「キャメル・メンソール・ベリーカプセル・ライト・ボックス」の5銘柄を発売すると発表した。価格はいずれも20本入りで450円。手に取りやすい価格帯のラインアップを拡充し選択肢を増やす。
キャメルブランドは1913年にアメリカで誕生。100年以上の歴史を持ち、現在は約100の市場で販売している。キャメルブランドの紙巻たばこは、5銘柄の発売をもって計8銘柄となる。新銘柄は6月4日から、全国のコンビニエンスストアやたばこ販売店などで販売する。
また同社は現在発売している「キャメル・ボックス」「キャメル・ライト・ボックス」「キャメル・メンソール・ライト・ボックス」のパッケージデザインをリニューアルすることも発表した。パッケージに記したラクダの色を統一。タール値を示す数字を従来より大きくしてシリーズ全体で統一感を持たせた。味や香りに変更はないという。
たばこ税改正などを受け、各社が低価格商品の拡充を進めている。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは、クールブランドから「クール・ループド・プラス・キング」「クール・ループド・キング」の2銘柄を5月24日に発売すると発表。いずれもたばこ葉でスティックを巻いたシガリロ製品で、価格は400円とした。
同社によると、クールブランドは2007年に日本で初めてのカプセル入りメンソール製品を発売。19年には、ブランド初のシガリロ製品「クール・ループド」のスーパースリムフォーマット2銘柄を展開している。
関連記事
- 「IQOS」や「glo」を使い続ける理由 3位「銘柄」、2位「におい」、1位は?
アンケート調査ツールの開発などを行うスパコロは3月11日、加熱式たばこをメインで吸う喫煙者1031人を対象に実施した「加熱式たばこに関する調査」の結果を発表した。 - フィリップモリス、IQOSキットを値下げ 加熱式への移行促す
フィリップ モリス ジャパンは、加熱式たばこ「IQOSキット」のメーカー希望小売価格を1月25日に値下げすると発表。価格を抑えることで紙巻たばこからの移行を促す狙い。 - JTが「キャメル・シガー」の2銘柄を380円で発売
Tは、キャメルブランドからスーパースリムサイズの「キャメル・シガー・スリム」と「キャメル・シガー・ライト・スリム」の2銘柄を2021年1月15日に発売すると発表。 - フィリップモリスが新型の加熱式たばこを全国展開 「IQOS」や「glo」との違いは?
フィリップ モリス ジャパンは、一部地域で販売していた加熱式たばこ機器「lil HYBRID(リル ハイブリッド)」を全国展開すると発表した。 - JT たばこ事業を再編 1000人規模の希望退職などを募集 国内外の拠点機能はジュネーブに統合へ
日本たばこ産業(JT)は2月9日、たばこ事業の運営体制を見直し、九州工場の閉鎖と、本社社員1000人規模の希望退職者募集などを実施すると発表した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.