コカ・コーラシステムはレモンサワー専門ブランド「檸檬堂(れもんどう)」から、初となる500ミリリットル缶「檸檬堂 ホームランサイズ」を4月26日に発売する。消費者の声に応えて実現した。
ホームランサイズで発売するのは「定番レモン」「カミソリレモン」の2種類。メーカー希望小売価格は共に210円(税別)で、アルコール度数は定番レモンが5%、カミソリレモンが9%。
檸檬堂は、ノンアルコール飲料を主な商材とするコカ・コーラグループとしては異例のアルコール飲料。丸ごとすりおろしたレモンをあらかじめ酒に漬け込んでおく「前割りレモン製法」を採用している。
2018年5月に九州限定で「定番レモン」「塩レモン」「はちみつレモン」を発売。好評を受けて、19年10月に「鬼レモン」を加えた4つのフレーバーを46都道府県(沖縄県を除く)に展開した。3%、5%、7%、9%とアルコール度数がそれぞれ異なる4種類をそろえたことも人気につながり、20年1月には予想を上回る販売で一時出荷停止にもなった。
20年12月に甘味料不使用の「檸檬堂 カミソリレモン」が加わり、5つのフレーバーを展開している。5月10日より沖縄県でも販売を開始する。
なお、埼玉県にあるコカ・コーラボトラーズジャパンの工場と、山口県の「日本果実工業」(委託)の2つの製造所で生産しており、SNSなどで「味が違う」ことが定期的に話題になる。ただし、メーカー側は「味わいに影響はない」とコメントしている。
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