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消える月謝袋 会費の支払いもキャッシュレス、会員管理も行う「会費ペイ」が急成長(2/3 ページ)

習い事の月謝といえば、毎月封筒に現金を入れて手渡しし、ハンコを押してもらう月謝袋を思い出す。しかし、コロナ禍の非接触ニーズ増大にともない、こうした会費の支払いもキャッシュレス化が急速に進展している。メタップスペイメントが提供する「会費ペイ」は、個人や中小事業者を中心に利用する加盟店が3000店を突破した。

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意外と複雑な口座振替の裏側

 銀行口座から定期的に会費を引き落とす口座振替も、管理はかなり大変だ。銀行印を押した振替依頼書を受け取った加盟店は、三菱UFJファクターやみずほファクターといった収納代行業者に依頼書を送付する。そこからさらに銀行などの金融機関に郵送され、印影が正しいか確認するという流れになる。手続きは1〜2カ月くらいかかるのが普通だ。

 毎月の請求は、収納代行業者に任せることもできるが、退会や追加レッスンなどで請求額が変動する場合など、加盟店側で請求データを作成して送る場合もある。さらに引き落としがうまくいかなかった場合の督促もたいへんだ。

 会費ペイでは、口座振替やカード登録もWeb上で完結する。「以前は紙で申込書をもらって、会員管理をExcel、請求書管理を別サービスで行っていたので、いちいちデータを移動するのが手間でしたが、会費ペイはワンサービスでどれも対応していて助かっています」(ダンススクールを運営するバンビシャス奈良)

 引き落としがうまくいかなかった場合の督促も、会費ペイ側で自動的にやってくれる。管理画面には、督促回数も表示されるため、「4回督促しても払っていない。これは次回来たときに話そうとか、確認できる」(若松氏)


会費ペイを利用する加盟店は、「毎月の請求データ自動作成、決済」の部分を評価している(メタップスペイメントアンケートより)

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