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やよい軒が新テークアウト「おうち定食」開始 ”一汁三菜”でファミリー層を狙う:苦手な客層を獲得(1/3 ページ)
定食レストラン「やよい軒」を運営するプレナスは、 テークアウトの新サービス「おうち定食」を4月27日に開始した。
定食レストラン「やよい軒」を運営するプレナスは、 テークアウトの新サービス「おうち定食」を4月27日に開始した。ごはんの量を無料で「普通盛」「大盛」「超特盛」と選べるようにし、やよい軒の代表的なサービス「ごはんおかわり自由」をテークアウトで再現。従来の顧客である男性客だけではなく、ファミリー客など新たな客層の獲得を狙う。
やよい軒では、2020年4月にテークアウトサービスを開始。その結果、イートインを利用するお客と客層の違いが明らかになったという。これまでやよい軒は単身男性の利用率が高く、イートインの男女比率は男性が約7割、女性が約3割だった。しかしテークアウトでは男女比が半数近くに変化。購入者は家族世帯が61.7%で、昼よりも夜の需要が高いなどの変化があった。
また、インテージが5万人を対象に行った調査では「外食・中食を利用する際に、好ましい食事の系統」として約7割が「定食」と回答。コロナ禍でテークアウトやフードデリバリーサービスが定着しつつあるが、その中でも「栄養バランスの良い食事」を求めるニーズが高いことが分かる。
プレナスの常務執行役員マーケティング本部長の廣藤明氏は「デリバリーサービスに対応している業態は、ハンバーガーやピザなどファストフードが多い。営業時間の短縮で『一汁三菜』を食べられる場所が減ったことや、運動不足で健康志向が高まったことが要因ではないか」と分析する。
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