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やよい軒が新テークアウト「おうち定食」開始 ”一汁三菜”でファミリー層を狙う:苦手な客層を獲得(3/3 ページ)
定食レストラン「やよい軒」を運営するプレナスは、 テークアウトの新サービス「おうち定食」を4月27日に開始した。
「一汁三菜」を全面に押し出した展開
廣藤氏は「ほっともっとは、昼を中心として幅広い層に利用していただいている。提供スピードの速さや価格帯といった点にニーズがある一方、やよい軒のテークアウトは『一汁三菜』を全面に押し出し、バランスの良い食事というニーズに対応したい」と話す。夜の利用が多いやよい軒のテークアウトでは、「定食」にこだわった商品として、ブランド価値の構築を進めていく考えだ。
おうち定食では、イートインでも人気が高い「チキン南蛮」(760円)や「なす味噌と焼魚」(930円)、「お子様ランチ」(390円)など14種類を展開する。今後、グランドメニューの改定などに合わせてラインアップを変更、拡大していくという。
コロナ禍で「定食」をテークアウトとして展開する外食チェーンが相次いでいる。松屋フーズは「松屋の朝弁」として、朝食メニューで提供する定食を弁当にアレンジ。対象メニューを増やし、朝食時間限定で販売している。また、「餃子の王将」の王将フードサービスも餃子、炒飯、天津飯などを組み合わせたテークアウト商品を発売している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化する中、外食チェーン各社は新たな試みを進め、売り上げ回復に努めている。
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