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「ウマ娘」初速好調、サイバーが上方修正 ゲーム事業、四半期で過去最高売上
サイバーエージェントが、2021年9月期通期の連結業績予想を上方修正。「ウマ娘 プリティーダービー」などがヒットし、収益を押し上げている。
サイバーエージェントは4月28日、2021年9月期(20年10月〜21年9月)通期の連結業績予想を上方修正し、売上高が前回予想から1000億円増の6000億円(前期比25.4%増)になる見通しだと発表した。主力のゲーム事業で「ウマ娘 プリティーダービー」など新規タイトルがヒットし、収益を押し上げている。
営業利益は575億〜625億円(前期は338億円)、純利益も240億〜260億円(前期は66億円)を見込む。
要因の一つは「ウマ娘」のヒットだ。ゲーム事業の21年1月〜3月売上高は、四半期では過去最高の639億円を記録。自社IPの「ウマ娘」に加え、他社IP「NieR Re[in]carnation」も初速が好調だったという。
さらに広告事業も、新型コロナウイルスの影響を受けながらも、業績動向が想定を上回ったとしている。
同日発表した21年9月期第2四半期(20年10月〜21年3月)連結業績は、売上高が前年同期比20.3%増の2944億円、営業利益が62.8%増の329億円、純利益が約2.8倍の136億円だった。
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