コラム
想定の3倍は売れた! 「ラーメン自販機」が盛り上がりそうな、2社の動き:週末に「へえ」な話(3/4 ページ)
「ラーメン自販機」が盛り上がるかもしれない――。いまはまだまだだが、ひょっとしたらひょっとして、と感じさせられる動きがあるのだ。その動きとは……。
仕事の帰りに“締めの一杯”
もう1つ、筆者が気になっている動きがある。米国の企業「Yo-Kai Express(ヨーカイ・エクスプレス)」が展開する自販機だ。「ヨーカイって、英語でどういう意味なの? ひょっとして、日本語の妖怪?」と思われたかもしれないが、その通りである。「妖怪」と聞くと、かなり怖いイメージがあるが、同社によると、突然現れる妖怪のように“いつでもどこでも食べられる”というコンセプトが社名に込められているという。
自販機の名称は「Octo-chef(オクトシェフ)」。このマシーンの特徴は、スチームを使ってラーメンを調理すること。タッチ方式の画面でメニューを選ぶと、カップ入りの冷凍ラーメンをスチームで加熱し、1分ほどでできあがる。カップ麺とは違って、“生”に近い味を提供しているそうだ。
日本に上陸するのは、今年の夏。会社で働いていて、「お腹が空いたなあ」と思っても、ちょっと離れたコンビニには行きたくないことがある。そうしたときに、オフィスに「ヨーカイ」があれば、「ちょっと一杯」という人が出てくるだろう。また、飲み会の帰りに……ではなく、仕事の帰りに“締めの一杯”といった需要も生まれるかもしれない。
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