国内初! JALの客室乗務員がタクシーに乗って、出雲市をガイド:うさぎ号
JALと出雲市は、JALの客室乗務員が出雲周遊観光タクシー「うさぎ号」のガイドとして出雲市内の観光業務に従事する事業を発表した。
JALと出雲市は、JALの客室乗務員が出雲周遊観光タクシー「うさぎ号」のガイドとして出雲市内の観光業務に従事する事業を発表した。
「JALふるさとプロジェクト」の活動において、20人の客室乗務員が、毎週火・水・木曜日、1人ずつ出雲市内の観光業に従事する。JALの客室乗務員が観光タクシーにガイドとして乗務することは、国内初の取り組みとなる。
ガイドデビューに向けて4月から準備や研修を行い、スタートは5月4日を予定していたが、緊急事態宣言の発令により延期となった。今後、新型コロナウイルス感染拡大の状況を見ながらの従事開始となる。
出雲には出雲大社をはじめ、記紀神話に登場する神々の気配を感じるパワースポットが数多く存在している。「うさぎ号」は、タクシー1台に1人のガイドが同行し、その各スポットを巡りながら歴史や由緒、神々の系譜などを説明する。タクシーならではの小回りをきかせ、出雲市内において通常のツアーでは訪れない場所や、公共交通機関では足を運びにくい場所へ案内する。
出雲周遊観光タクシー「うさぎ号」は、2020年9月にスタート。「森、海、郷、美、湯」をテーマにした9つのコースがあり、価格は1万円〜1万8000円とやや高めだが、出雲環境協会には多数の申し込みや問い合わせが来ているという。特に女子旅や夫婦での利用が増加した。検温や消毒、運転席と後部座席間の飛沫防止シートなど、感染対策を施していて、少人数で密を避けて旅ができるウィズコロナ時代の新たな旅スタイルを提案する。
また客室乗務員は、ガイドの予約がない日は出雲大社近くの観光案内所「神門通りおもてなしステーション」にて、観光客の案内業務にも携わる予定だ。
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