調査リポート
ワーケーション実施者の4割が「隠れワーケーター」 観光業界にも明るい兆し?:調査で判明(1/2 ページ)
クロス・マーケティングと山梨大学の研究グループは、直近1年間にワーケーションを実施した1000人を対象に行った「ワーケーションに関する調査」の結果を発表した。
データマーケティングを行うクロス・マーケティング(東京都新宿区)と、山梨大学の研究グループは、直近1年間にワーケーションを実施した1000人を対象に行った「ワーケーションに関する調査」の結果を発表した。その中で、会社にワーケーションの制度がなく本人の判断でリゾート地などで業務を行う「隠れワーケーター」が4割程度いることが分かった。
直近1年間におけるテレワークの経験の有無を聴取した結果、39.6%が「経験あり」と回答した。これは、2020年8月の調査時点と同程度で、4ポイント微増した。コロナ禍でのリモート環境の整備に伴い、テレワークは徐々に浸透してきていることがうかがえる。このうち、リゾートやホテルなどで「ワーケーション」を経験している人は6.6%で、前年から変化はなかった。
直近1年以内にワーケーションを経験した人の中から1000人を対象に、どのようなワーケーションを行ったのか、またどのような実感を得たのかを聞いた。
ワーケーション先として最も多かったのは「自宅や会社から離れた観光地(ホテル・旅館・キャンプ場など)」で、中でも「ビジネスホテル・リゾートホテル・シティホテル」といったホテルを実施場所に選んでいた。
ワーケーション先での働き方は、仕事中心に過ごし遊びや観光をしない派と、業務時間外では遊びや観光をする派が同程度となった。一日あたりの平均労働時間は5.4時間と、通常の勤務時間より少し短くなった。
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