新チームでも飲み会要らず! 1時間・オンラインで「個性や強みを理解し合う」方法とは?:今日からできる組織改善のススメ(5)(1/2 ページ)
人事やマネジメント層の方は、テレワーク中に入社・異動したメンバーから「入社後しばらくたったが、このチームで働いているという実感が湧かない」「業務以外の会話がなく、常に一人で仕事をしている感覚がする」「困った時に誰に相談すべきか分からない」──といった声を聞くこともあるのではないでしょうか。本記事では、実際に集まらなくてもメンバー同士が1時間で相互理解を深められる方法をご紹介します。
新型コロナウイルスの感染拡大以降、2度目の春。異動や入社によって、メンバー編成に変化のあったチームも多いのではないでしょうか。
2019年までは実際に集まって歓迎会を行ったり、社員同士のランチ補助を出したりと、新メンバーが既存メンバーとオフラインで相互理解を深める機会を設けていた組織が多かったと思います。
しかし現在は、そのような機会を取りづらくなっています。メンバー同士の、業務以外のコミュニケーションが少ない状態が続くと、相互理解がいつまでも深まらず、互いに警戒心なく議論をしたり、いざというときに素早く助け合ったりしづらくなってしまいます。
実際に人事やマネジメント層の方は、テレワーク中に入社・異動したメンバーから「入社後しばらくたったが、このチームで働いているという実感が湧かない」「業務以外の会話がなく、常に一人で仕事をしている感覚がする」「困った時に誰に相談すべきか分からない」──といった声を聞くこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に集まらなくてもメンバー同士が1時間で相互理解を深めることができるおすすめの方法「価値づけされた行動を発見するワークショップ」をご紹介します。
著者プロフィール:柳川小春(やながわ・こはる)
Fringe81株式会社 COO室マーケティング戦略室室長
1994年生まれ。一橋大学経済学部を卒業後、Fringe81株式会社に新卒で入社。新規事業開発本部に配属されUniposの立ち上げ時のPRやカスタマーサポート、マーケティングを担当。2020年よりUnipos株式会社マーケティング執行役員に就任。2020年10月より現職。心理的安全なチームづくりを実践中。
Twitter:@Koharu_Yanagawa
これは、心理的安全性の専門家である石井遼介氏に教えてもらった方法です。当社のチームでアレンジして実践したところ、短時間で効果的に相互理解を深めることができました。
価値づけされた行動とは?
関連記事
- 新卒応募が57人→2000人以上に! 土屋鞄“次世代人事”のSNS活用×ファン作り
コロナ禍で採用活動に苦戦する企業も多い中、土屋鞄製造所の新卒採用が好調だ。2020年卒はたった57人の応募だったが、21年卒は2000人以上が応募と、エントリー数が約40倍に急増した。その秘訣を聞いた。 - 1on1ミーティング、研修受け放題サービス導入……なぜ失敗? 良かれと思った育成施策の落し穴
あらゆる人事施策には、メリットとデメリットがあります。他社にとっては良い施策でも、自社で導入してみると合わなかったということも起こり得ます。今回は、マネジメントや人材育成に対する誤解を紹介します。 - 「米国型の血の通わないドライな制度」なのか オリンパスも導入する「ジョブ型雇用」への誤解とは
オリンパスが2019年4月から1800人いる管理職に対し、ジョブ型の人事制度を先行導入した。同社ヒューマンリソーシズヘッド(人事・総務担当)の大月氏は「日本の人々は、ジョブ型人事について誤解している部分がある」と力説する。どういう誤解だろうか。 - 英語だけじゃない! 海外の優秀な人材を獲得するために必要なこと
国際的な動画配信サービス業界の競争の中で、国産の国内向けサービスを運営するU-NEXTは、どのようにグローバル化を進めていったのか。現在は17カ国の社員がいるU-NEXTが、今に至るまでの苦労や努力を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.