5月12日以降、大手家電量販店の対応は? ビックとヤマダは「時短」、ヨドバシは「時短せず通常営業」:対応に差
5月12日から、大手家電量販店の営業状況はどうなるのか。ビック、ヤマダ、ヨドバシの動向をまとめた。
緊急事態宣言の実施期間が延長されるとともに、5月12日から愛知県と福岡県が実施区域に加わった。大手家電量販店の対応はどうなっているのか。
ビックカメラは4都府県に緊急事態宣言が発出されたことを受け、4月25日から対象地域にある一部店舗の休業、営業時間の変更を行った。5月12日からは、兵庫県の「コジマ×ビックカメラ Corowa 甲子園店」や、京都府の「ソフマップ イオンモールKYOTO店」などで営業を再開する。ただし、土日祝日の営業は見合わせる。休業を続ける店舗があるのは、入居している商業施設が休業しているためだ。多くの店舗では、基本的に時短営業を行う。
ヤマダホールディングスは4月に緊急事態宣言が発出されてから、対象地域にある東京都の3店舗や大阪府の19店舗などで休業していた。5月12日からは、休業していた店舗を原則再開する。緊急事態宣言の実施地域である6都府県では、午後7時までの時短営業を行う(商業施設内の店舗は異なるケースがある)。一方、趣味・趣向品(玩具、オーディオ、デジタルカメラ)コーナーの営業は休止する。同社は「『家電製品』は、毎日の生活に欠かせない『生活必需品物資』」としたうえで、「家電量販店は社会インフラを支える存在」と強調している。
ヨドバシカメラは5月2日から「ヨドバシカメラ マルチメディア梅田」(大阪市)の営業時間を午後8時までとしている。それ以外の多くの店舗では、通常通り午後10時(もしくは午後9時)まで店を開いている。同社の広報担当者は時短営業を実施しない理由について「特に回答はしていない」とした。
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