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寿司とおにぎりが合体 スシロー運営会社が新業態「むすび寿司」を仕掛ける狙い:利便性を追求(1/2 ページ)
スシローの運営会社が新業態「むすび寿司」の概要を発表した。海鮮ネタとシャリをおにぎりのような形状で提供する。ターゲットとするのは?
大手回転寿司チェーン「スシロー」を展開するFOOD&LIFE COMPANIESは5月13日、同社の事業戦略発表会において新業態「むすび寿司」の概要を明らかにした。さまざまな場所で寿司を楽しめるようにすることで、新しい需要を開拓するのが狙い。
むすび寿司は、スシローの調達力を生かした海鮮ネタとシャリをおにぎりのような形状で提供する。店内には「ねぎまぐろと卵黄醤油」(200円)や「いくら」(240円)など20種類近い商品を用意している。高額な商品には「活〆穴子一本俵巻き」(550円)がある。店内にはカウンターもあり、汁物とセットになった「選べる3個セット」(715円)も提供している。持ち帰りにも対応している。
新業態を開発したのは、さまざまな場所で寿司を楽しめるようにするためだ。従来の持ち帰りの寿司では、どうしても食べる場所やシーンが限られてしまう。そこで、手軽に食べられるおにぎり状で提供することにした。
同社は2020年の9〜10月にむすび寿司の「南海なんば店」(大阪市)と「ルミネ大宮店」(さいたま市)を相次いでオープン。異なる立地で、実験的に営業してきた。担当者によると、持ち帰りを選択するお客が多いという。
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