入社後3カ月以内の超スピード退職、会社・人事は受け入れるしかないのか?:新卒1万7000人が殺到する会社の心得(1/4 ページ)
ゴールデンウイーク明けに「辞めたい」と言ってきた新入社員に、どう対処すべきか。引き留めてもいいのか、対応方法をお伝えします。
新入社員がゴールデンウイーク明けに「辞めさせてください」と退職の意向を伝えてきた。こんな経験をしたことはありませんか? 新たな環境に緊張感を覚え、何とか気を張って1カ月乗り越えたものの、ゴールデンウイークで実家に帰ったり、地元の友人に会ったりして、新入社員のピンと張っていた糸が切れてしまう──。
約1年かけて採用活動を実施し、さらにもう1年、内定者を育成したにもかかわらず、1カ月で離職の意向。本記事では、ゴールデンウイーク明けに「辞めたい」と言ってきた新入社員に、どう対処すべきか。引き留めてもいいのか、対応方法をお伝えします。
筆者:近藤悦康(株式会社Legaseed代表)
“日本一学生を集める”新卒採用のプロ。大学院に進学と同時に、人材教育会社に入社。営業部に配属される中、新しい新卒採用人事の仕組みを作り出し、1年間で2万人以上が応募する企業に発展させた。その後独立し、人材採用と人材育成のコンサルタントを経て、2013年11月、株式会社Legaseedを設立。人材採用コンサルティング、 社員教育・組織活性コンサルティング、学生向けキャリア教育事業などを手掛ける。創業7年で応募者1万7000人企業に成長した。
同社のユニークな人材採用コンサルティングの手法と採用活動が話題となり、テレビや雑誌をはじめ多数のメディアに採用の様子が取り上げられ、注目の経営者となる。昨年の「楽天みん就」による、2021年卒学生のインターンシップ人気企業ランキングにて、大手企業を抑え10位にランクイン。
主な著書に「はたらくを、しあわせに」「伸びてる会社がやっている「新卒」を「即戦力化」する方法」(共に、クロスメディア・パブリッシング)、「一瞬で社員の心に火をつける シンプルな手帳」(日本経済新聞出版)などがある。
退職希望者への対応で最も大切なこと
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