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楽天証券600万口座到達 投信積み立ては450億円に
楽天証券の口座数が5月19日に600万口座を超えた。業界トップのSBI証券は3月末時点の口座数が683万(うちネオモバイル証券が80万)となっており、肉薄してきた。500万から600万口座へは5カ月で到達しており、増加ベースが加速している。
楽天証券の口座数が5月19日に600万口座を超えた。業界トップのSBI証券は3月末時点の口座数が683万(うちネオモバイル証券が80万)となっており、肉薄してきた。500万から600万口座へは5カ月で到達しており、増加ベースが加速している。
また3月末時点で、投資信託の月間積み立て設定金額が450億円(前年同期比で2.6倍)に達した。利用者は133万人(前年同期比で2.2倍)に増加している。SBI証券の投信積み立て設定金額は3月末で352億円となっており、追い抜いた可能性が高い。
楽天証券の好調は、楽天ポイントを活用したグループの経済圏が原動力となっている。その結果、業界で長らく課題とされてきた若年層の取り込みに成功した。5年前は30代以下の顧客は、全体の32.5%だった(2016年3月末)が、現在は42.3%まで増加している。
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