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カップヌードル「フタ止めシール」廃止 日清、環境配慮をアピール:プラ削減
日清が「カップヌードル」のフタ止めシールを廃止。プラスチック原料の使用量を年間33トン削減できるという。
日清食品は6月4日、カップ麺「カップヌードル」のフタ止めシールを廃止すると発表した。代わりに開け口を2カ所に増やし、シールがなくても止められるようにする。シールを廃止することで、プラスチック原料の使用量を年間33トン削減できるという。同社は昨今、カップヌードルの容器をエコカップに切り替えるなど、環境への配慮を大きく打ち出している。
1971年の発売以来、初めてフタの形状を変更する。レギュラーサイズのカップヌードルで採用し、6月から順次切り替えていく。ビッグサイズには、引き続きフタ止めシールが付く。
同社は昨年12月から、カップヌードルの容器を刷新。植物由来のバイオプラスチックを一部採用し、1カップ当たりの石化由来プラスチックを従来比約50%削減し、焼却時に排出される二酸化炭素を16%減らせるという。
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