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「はやぶさ」をオフィスに JR東が実証実験 全列車に推奨車両を設置:新たな移動サービスの創出
JR東日本は6月7日、“新幹線オフィス”の実証実験第2弾を行うと発表した。
JR東日本は6月7日、「新幹線オフィス」の実証実験を行うと発表した。新幹線を活用した検証は2月に続いて2回目。車内でのリモートワークの課題やニーズを調査し、新たな移動サービスの創出に生かす。
実証実験は、6月14〜7月16日の土休日を除いた期間で実施する。JR北海道と連携し、東北・北海道新幹線「はやぶさ」の全列車の1号車を「リモートワーク推奨車両」に設定。始発駅から終着駅までの区間で新幹線オフィスとして利用できるようにする。
通常、新幹線の座席では携帯電話などでの通話はできないが、「リモートワーク推奨車両」は座席でのWeb会議や通話を可能とした。
また、一部の列車では、ノイズキャンセリングヘッドフォンと視界を調整できるパーテーションで構成したウェアラブル端末「WEAR SPACE」や、PCのサブモニターとなるスマートグラス「MOVERIO」などをのツールを利用できるようにした。さらに、降車後の移動を想定し、レンタカー車内で使用可能な「ビジネスキット」も無料で貸し出す。
リモートワーク推奨車両の利用に追加料金はかからないものの、座席指定はない。また、リモートワーク環境向上のため、窓側と通路側の席を「利用推奨座席」としている。
JR東日本では、さらなる快適性の向上を目的に、新しいデスクや、ひじ掛けに取り付けて使用できる折り畳み式のパーティションの提供なども検討しているという。
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