ニュース
初の融合店「ニトリホームズ」オープン ロゴの色をオレンジにした理由は?:店内を取材(2/3 ページ)
ニトリホールディングスが、「島忠」との初の融合型店舗「ニトリホームズ 宮原店」をオープンした。どのような店舗なのだろうか
ニトリと島忠で「価格の幅」をアピール
例えば、ソファの価格帯はニトリの商品は15万〜20万円だが、島忠では20万〜40万となる。幅広い価格帯の商品を示すように、ソファやベッド売り場ではニトリの商品を「ニトリスタジオ」と掲示して展開。その隣には有名ブランドの商品を配置する。
キッチンボードやリビングダイニング売り場では、両店の商品を融合して展示する。お客の好みや予算に合わせて選べるように設計した。
また、有名家具ブランド「カリモク家具」(愛知県東浦町)の商品は、カテゴリーの枠を超え、1つの売り場として展開する。
ニトリHDの似鳥昭雄会長は「本格的な『住生活の総合専門店』が日本で初めて生まれたのではないか。満足することなく、地域の皆さまに愛される店を作っていきたい」と胸を張る。
ニトリホームズのロゴは、ニトリの「グリーン」ではなくホームズで使用してきた「オレンジ」色を採用している。須藤会長は「どっちの色にするか経営統合委員会で論議して、多数決で決まった」と、その背景を明かした。似鳥会長はグリーンを推していたようだが「譲ってもらった」と話す。
関連記事
- バブルの名残 温泉街の「大型施設」が廃墟化 鬼怒川と草津の違いと「大江戸温泉物語」の戦略
コロナ禍がもたらす温泉街への影響は甚大だが、「温泉の魅力」として考えさせられるのが“街づくり”という点だ。筆者は「施設そのもので集客できる強い宿は例外的で、温泉地の魅力自体が集客を左右する」と指摘する。 - ニトリがこっそり始めたアパレルブランド「N+」 その後どうなった?
コロナ不況といわれる昨今、島忠の買収劇などマスコミに取り上げられる機会も増えたニトリの異業種へのチャレンジともいえる「Nプラス」の現在値について今回は検証してみたい。 - 転職で役立った資格 3位「TOEIC」、2位「運転免許」、1位は?
ビズヒッツがビジネスパーソン500人を対象に「転職で役立った資格に関する意識調査」を実施した。 - 開店1カ月目で黒字達成 「24時間無人」の古着店 店員不在でも支持されるワケ
東京都中野区にちょっと変わった古着店がある。24時間営業で店員がいない店、その名も「ムジンノフクヤ」 - 「ユニクロ浅草」6月4日にオープン 「巨大ちょうちん」や「手ぬぐい」で地域とコラボ
ユニクロは6月4日、東京・浅草に「ユニクロ浅草」をオープンする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.