湖池屋が仕掛けるデジタル販促戦略 28日間で1日平均3.4万リツイートを達成したキャンペーンの要点は?:デジタル販促戦略の現在(2/3 ページ)
湖池屋は、Twitterを活用した新商品の販促に力を入れている。「湖池屋プライドポテト」のプレゼントキャンペーンでは、テレビCMとTwitter、Webを連動させて、28日間で1日平均3.4万リツイートを達成し、売り上げにも貢献した。マーケティング本部広報部広報課の堀崎知穂氏にデジタル販促の戦略について聞いた。
CM、Twitter、Webを連動して過去最高のリツイート
テレビCMとSNSの連動で成功した事例が、今年2月にリニューアル発売した「湖池屋プライドポテト」のプレゼントキャンペーンだった。テレビCMでは女優の永野芽郁さんを起用。Twitterの公式アカウントをフォローし、「湖池屋プライドポテト」のプレゼントキャンペーンの公式ツイートをリツイートすると、抽選で6袋セットが当たるというものだった。
このキャンペーンで新たに取り組んだのは、Twitterに加えて、Webでもプレゼントキャンペーンを実施したことだ。Webでは永野芽郁さんのサイン入りポスターをプレゼントとして用意した。すると、全ての取り組みが連動して相乗効果が生まれたという。
「CMリリース公開にあわせ、一番アクティブ率が高い午前中にコイケヤ【公式】Twitterで放送前のCMを流しました。『こちらで一足先に見ることができます』とリアルタイム性を重視しながら発信することで、大きな反応がありましたね。
さらに、初めてWebでのプレゼントキャンペーンを連動したことで、Twitterのリツイート数も、TwitterとWebのそれぞれのプレゼントキャンペーン参加者数も、過去最高を記録しました。Twitterのリツイートは、1ツイートにつき平均3.4万です。28日間投稿を続けましたので、3.4万の28倍もリツイートされたことになります。
これだけリツイートされた要因には、湖池屋プライドポテトがお客さまにとって興味のあるブランドだったこともあると思います。その上で、テレビCMとSNSそれぞれで湖池屋プライドポテトを知った人が一緒に盛り上がったことで、キャンペーンの成功につながったと考えています」
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