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株式型クラウドファンディング「FUNDINNO」、野村HDと資本業務提携
株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を運営する日本クラウドキャピタルは6月16日、野村ホールディングス(HD)と資本業務提携を行ったことを発表した。野村HDの全国のネットワークを通じて、ベンチャー企業の資金調達を支援する。
株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」を運営する日本クラウドキャピタルは6月16日、野村ホールディングス(HD)と資本業務提携を行ったことを発表した。野村HDの全国のネットワークを通じて、ベンチャー企業の資金調達を支援する。
今回の第三者割当増資により、野村HDを含め21.7億円を調達。計画している未上場株式を取引するセカンダリーマーケットの構築費用などに充てる。
FUNDINNOは、国内初の株式投資型クラウドファンディングサービス。10万円程度の少額から、未上場のベンチャー企業に投資できる。投資家となるユーザー数は6.6万人、取り扱ったベンチャー企業は170社にのぼる。2017年から現在までで、5件が上場または買収によるエグジットを果たした。21年度はすでに39の案件が完了しており、年間では40件だった20年度の2倍以上に増加するとみられる。
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