アサヒグループ、三陽商会と衣食分野でコラボ サステナブルなライフスタイルを提案:蔵前BLACKを販売
アサヒグループホールディングスは、三陽商会のブランド「ECOALF」とコラボレーションし、次世代に向けた持続可能なライフスタイルを提案する。コラボ第1弾として、コーヒークラフト「蔵前BLACK」を販売する。
アサヒグループホールディングスは、三陽商会のサステナブルファッションブランド「ECOALF(エコアルフ)」とコラボレーションし、次世代に向けた持続可能なライフスタイルを提案する「UPCYCLE B」プロジェクトを展開すると発表した。コラボ第1弾として、コーヒークラフト「蔵前BLACK」を製造し、7月3日に数量限定で発売する。
コーヒー豆焙煎専門店「縁の木」と台東区蔵前の焙煎店2店舗において、テスト焙煎などで飲まずに廃棄されていたコーヒー豆を回収。それらを原料にし、アサヒグループのクラフトビールの開発拠点である「東京隅田川ブルーイング」で「蔵前BLACK」を製造する。回収・保管作業は、「つなぐ台東第三福祉作業所」に委託し知的障害者が担当する。
「蔵前BLACK」はスタウトビール醸造後に抽出したコーヒーを加え、アルコール度数4.5%に仕上げた。販売場所はTOKYO隅田川ブルーイング(東京都墨田区)など、アサヒグループの外食店舗8店舗。価格は700円で、エコカップ「UPCYCLE B 森のタンブラー」とのセットを1880円で提供する。また、タンブラーは1100円で単品販売する。
アサヒグループはグループ理念における行動指針の1つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げている。欧州発の「ECOALF」はすべてのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材のみで製造・販売するエコサイクル型のファッションブランド。日本では2019年、三陽商会とスペインECOALF社の合弁会社となるエコアルフ・ジャパンを設立し、三陽商会が同ブランドを展開している。
同プロジェクトは第2弾以降の開発も予定している。2社は衣食分野で連携し、楽しみながら環境問題と向き合っていくことを訴求する。
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