ニュース
象印マホービン、12月〜5月期の純利益は51%増 背景に巣ごもり需要の拡大(1/2 ページ)
象印マホービンが発表した、20年12月〜21年5月の連結決算、巣ごもり需要の拡大で調理家電が伸び、純利益は前期比51.3%増の30億円だった。
象印マホービンが6月28日に発表した2021年11月期第2四半期(20年12月〜21年5月)の連結決算は、売上高425億円(前期比6.7%増)、営業利益48億円(同55.0%増)、純利益30億円(同51.3%)だった。緊急事態宣言の再発出による、巣ごもり需要の拡大などが影響し、調理家電製品、リビング製品、生活家電製品ともに前年を上回る結果となった。
連結全体の国内売上高は前期比4.2%増の270億円。海外売上高は同11.5%増の154億円で、海外売上高構成比は36.5%となった。台湾の売り上げが減少したものの、北米や中国、東南アジアでは前年実績を上回った。
製品区分別では、調理家電製品の売上高が309億円(前期比8.5%増)となった。国内では、炊飯ジャーの普及価格帯が前年実績を下回ったものの、同社の最高級モデルの圧力IHジャー「炎舞炊き」シリーズが好調に推移し、全体としてほぼ前年並みの売り上げを確保した。また、巣ごもり消費で需要の高いホットプレートやオーブントースターなどの販売が伸長。前年実績を大幅に上回った。
海外では、北米や中国、東南アジア市場で炊飯ジャーや電気ポット、電気調理器具が好調に推移した。特に北米市場では巣ごもり消費による需要拡大により調理家電製品の販売が大幅に増加したという。
関連記事
- オリオン、ビールを持ち運べるボトル「グラウラー」発売 持参でビールを無料提供
オリオンビールが、ビールや炭酸飲料にも対応したマイボトル「グラウラー」を発売した。 - しまむら、3〜5月期の営業利益は黒字転換で過去最高 PBブランドなどの展開加速
しまむらが6月28日に発表した2022年2月期第1四半期の連結決算は、売上高1425億円(前年同期比33.2%増)、営業利益130億円(前年同期は12億円の損失)だった。第1四半期としては過去最高益を達成した。 - 井村屋、「あずきバー」をマレーシアで発売 ASEAN市場の開拓目指す
井村屋グループが主力製品の「あずきバー」を9月にもマレーシアで発売すると発表した。 - クオール薬局、無印良品との協業店舗を21年夏にオープン
クオール薬局は、良品計画が展開する「無印良品」と連携した新しい店舗を2021年夏にオープンすると発表した。 - アウトドアブーム再来 バブル崩壊後に起きた1次ブームとの違い、今のトレンドは?
現在はアウトドアブームだという声が聞こえてくる。実は、過去にもアウトドアブームが巻き起こっていたのをご存じだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.